
まずはヒロイン2人のご挨拶~。


「これからブログで妾たちが色々と語ることになった」

「ぶろ……ぐ? 武路具?」

「今回は1回目と言うこともあり、妾たちの顔見せといったところじゃな」

「そ、そうか……、見られているんだな……大勢に……ゴクリ」

「皆の者、妾の前だからとて緊張する必要はない、くつろいで見るがよい」

「何でそんなに態度大きいんだ、ほんとすみません、これからよろしくお願いします」

「次回以降は開発中のキャラ紹介や進行状況、スタッフの個人情報なども披露していく予定じゃ」

「個人情報はどうかと思うが……」

「さて、しかし顔見せだけでは場が保たぬな」

「おい脂肪の塊、とりあえず脱げ」

「脱がないし、誰が脂肪の塊だ! 聞く人が聞いたらおデブみたいじゃないか!?」

「そもそも親から頂いた大事な名前が……」

「こら、待て!」

「むぐっ、むごがっ……」

「いいか、名前はまだ出してはならぬ、キャラ紹介までお預けなのじゃ」

「ぶはっ、いきなり何をする、お預けだからってそこまで必死に……」

「アレを見ろ」

「…………………………」

「これは人形? 随分と似ているな、エス……」

「だから、しゃべるなと言うとろうがっ!」

「むぐっ、むごがっ……げほっ、ごほっ」

「いいか、こやつは最初に呼ばれたはいいが、あまりに軽率なことを話すので人形に変えられてしまったのじゃ」

「なに……?」

「んむ、ここで予定外のことを話すと人形に変えられるぞ」

「それどころか、ゲーム本編でも人形のままかもしれぬ」

「しょ、承知した。……しかしそれは怖いな」

「………………」

「………………」

「おい、何か話せ」

「汚いぞ、そういう貴様こそ何か話したらどうだ!」

「汚いだと!? 脳みそ桃色の分際で妾を侮辱するな!」

「誰が桃色だ!? いつも卑猥な行動をしているのはそっちだ! 今日こそ成敗してやる」

「何が成敗じゃ! 返り討ちにしてくれる、表に出ろ露出狂勇者!」

「上等だ、この淫乱ドラゴン!」

「…………………………」

「…………………………」

「…………………………」
